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- 解体と遡行
-
ハイデガーと形而上学の歴史
知泉書館
村井則夫
- 価格
- 6,600円(本体6,000円+税)
- 発行年月
- 2014年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784862851994
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[BOOKデータベースより]
ハイデガーが読み込んだ、前ソクラテス期の哲学者(始源への遡行)から中世のスコラ学・アウグスティヌス(超越論的思考)、そして近世のライプニッツ(振動と分散)、カント(中間領域としての人間)、ヘーゲル(媒介の論理とその彼方)、さらにはフンボルトのドイツ人文主義(媒介としての言語)やニーチェ(地平と遠近法、修辞学・解釈学・文献学)にいたる多くのテクスト解読の現場に降り立って、ハイデガーがどのように原テクストを読み替えて自己の思想の中に取り入れていったのかを、原テキストとの差異とともに考察し、ハイデガー思想誕生の瞬間を解明した画期的な業績。
第1章 始源への遡行―ハイデガーと前ソクラテス期の哲学者たち
[日販商品データベースより]第2章 スコラ学からアウグスティヌスへ―初期ハイデガーと中世哲学
第3章 振動と分散―ハイデガーのライプニッツ解釈をめぐって
第4章 中間領域としての人間―カントの人間学からハイデガーの脱人間学へ
第5章 媒介の論理とその彼方―ハイデガーのヘーゲル『精神現象学』解釈をめぐって
第6章 媒介と差異―ドイツ人文主義とハイデガーの言語論
第7章 地平と遠近法―ハイデガーの『ニーチェ』第一巻における地平論の帰趨
第8章 存在の思索と分極の力学―ハイデガーとニーチェにおける修辞学・解釈学・文献学
ハイデガーは2500年以上にわたる古代から現代までの多くの哲学者と対話することにより,独自の思想圏を形成してきた。そこでのテクスト解釈は主著『存在と時間』へと収斂していくが,そこで解決しえなかった課題をさらに展開するために,新たな対話と解釈が試みられ,ハイデガーの思索に独特な相貌を与えていく。
著者はハイデガーが読み込んだ,前ソクラテス期の哲学者(始源への遡行)から中世のスコラ学・アウグスティヌス(超越論的思考),そして近世のライプニッツ(振動と分散),カント(中間領域としての人間),ヘーゲル(媒介の論理とその彼方),さらにはフンボルトのドイツ人文主義(媒介としての言語)やニーチェ(地平と遠近法,修辞学・解釈学・文献学)にいたる多くのテクスト解読の現場に降り立って,ハイデガーがどのように原テクストを読み替えて自己の思想の中に取り入れていったのかを,原テキストとの差異とともに考察し,ハイデガー思想誕生の瞬間を解明した画期的な業績である。
ハイデガーの主題である,思考の起源への遡行,存在論史の解体,哲学史の再構成という多様な問題群が交叉して表出する叙述は,読者を新たな理解へと導くだろう。