- 日御子 上
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2014年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062779715
[BOOKデータベースより]
代々、使譯(通訳)を務める“あずみ”一族の子・針は、祖父から、那国が漢に使者を遣わして「金印」を授かったときの話を聞く。超大国・漢の物語に圧倒される一方、金印に「那」ではなく「奴」という字を当てられたことへの無念が胸を衝く。それから十七年後、今度は針が、伊都国の使譯として、漢の都へ出発する。
[日販商品データベースより]代々、使譯(通訳)を務める<あずみ>一族の子・針は、祖父から、那国が漢に使者を遣わして「金印」を授かったときの話を聞く。超大国・漢の物語に圧倒される一方、金印に「那」ではなく「奴」という字を当てられたことへの無念が胸を衝く。それから十数年後、今度は針が、伊都国の使譯として、漢の都へ出発する。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「おすすめ縄文・弥生時代の本」レビューコメント
歴史の空白期であろうこの時代を著者の創造した2〜3世紀の倭の国と大陸との関係という世界に引き込ませる力量を感じさせる作品でした。(寿/男性/50代)
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめ縄文・弥生時代の本」レビューコメント
昔の通訳の子が主人公。この頃の通訳は親から子へと代々世襲していった時代。その苦労をみると、この時代にいて英語ができないなんて言っている自分が恥ずかしく思えます。まだ日本が大陸からしたら発展途上国であった時代。でも今の日本にはないものがあった。入り込みやすい話とはいえませんが、ハマるとページをめくる手が止まらなくなります。そして、何よりためになった、読んでよかったと思える作品です。(ポコ太/男性/30代)
漢へ渡り金印を授けられた灰、弥摩大国の若き女王・日御子に仕えた炎女、代々使譯を務めた〈あずみ〉一族、九代の変転を描く。