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[BOOKデータベースより]
拉致問題の再調査が始まり、あわせて「日朝正常化」が注目を浴びているが、その実態を国民はどこまで知っているだろうか。小泉訪朝の際に交わされた「日朝平壌宣言」では、至れり尽くせりの援助が明記され、その総額は一兆円を超えると推定されている。しかもアンタイドローンであるため、日本企業が事業を受注できるとは限らない。そもそも北朝鮮がここにきて、日本に急接近してきたのはなぜか。そこからは、中国による経済侵略、事実上の属国化に対する北朝鮮の深い怨嗟と焦燥とが浮かび上がってくる。日本が焦る必要はまったくない。
序章 拉致問題と正常化交渉の行方
[日販商品データベースより]第1章 「日朝平壌宣言」には、何が書かれているか―日本が負担する資金援助の実態
第2章 北朝鮮の政権内部で、起こっていること―先軍政治の桎梏と、対中関係の真実
第3章 着々と北に侵食する中国―東アジア経済圏構想に呑み込まれる北朝鮮
第4章 正常化「利権」の闇―なぜ大手ゼネコンが色めき立つのか
第5章 米国、ロシア、韓国、それぞれの思惑―北朝鮮をめぐって交錯する国益
第6章 安倍政権の選択肢―「拉致、正常化」一括解決案への疑問
なぜ北朝鮮は、日本に急接近してきたのか。国民は、今こそ「密約」の中身を知っておかねばならない。拉致問題と正常化交渉の行方、北朝鮮の政権内部で起こっていること、正常化「利権」の闇などを語る。