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[BOOKデータベースより]
日米軍事同盟の深化拡大という危機的推移のもと、沖縄の人々は生存権を根底から脅かされ、心身に深い傷を負い続けてきた。しかしその傷を他者への回路とし、様々な傷を負う人々との連帯を求める営みがある。阿波根昌鴻、屋嘉比収、岡本恵徳、中屋幸吉…。戦後沖縄の思想・文学・アートのなかに、こうした沖縄の生の模索を見いだし、共生の場としての沖縄の可能性を論じる。
1 「集団自決」という傷をめぐって(沖縄の傷という回路;反復帰反国家論の回帰―岡本恵徳の思想を読む;聴く思想史―屋嘉比収を読み直す;故郷で客死すること―『名前よ立って歩け‐中屋幸吉遺稿集』論)
2 回帰する傷たち(「死にゆく母」のまなざし;音の輪郭―高橋悠治の音楽とイトーターリの身体パフォーマンスを繋ぐ場所;山城知佳子の映像を読む―汀の眼、触れる手、顔のなかの顔)
3 他者の傷を迎える(「不安定の弧」の対位法―沖縄にアラブ民衆蜂起を引き寄せる;琉球共和社会憲法試案という企てと脱国家―沖縄と広島と難民)