日本人移民はこうして「カナダ人」になった

『日刊民衆』を武器とした日本人ネットワーク

芙蓉書房出版
田村紀雄　

• 価格: 2,530円（本体2,300円＋税）
• 発行年月: 2014年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784829506288

内容情報

[BOOKデータベースより]

戦前カナダに渡った３万人の日本人移民は異文化社会でどう生き抜いたのか。日本人労働者のカナダ社会への同化、地位向上に一身を捧げたジャーナリスト鈴木悦、パートナーとして鈴木を支えた作家田村俊子、鈴木の後継者として日系人社会をリードした梅月高市…個性あふれる人々が『日刊民衆』というメディアを武器に強固なネットワークを形成していく過程を生き生きと描いたノンフィクション。梅月高市の個人日誌、『日刊民衆』の記事、日本人・カナダ人労働者の聞き書き・手紙など、これまで知られていない資料を駆使して新たな事実を発掘。

『日刊民衆』の鉱脈を掘り当てる
スワインソンベイ争議の教訓
鈴木悦の死と梅月高市へのリレー
カナダ労働党と日本人労働者
イングルウッド・ミルでの「住民自治」
ジョン・ニヘイ、運動家の一生
ポートアリスとカンパニー・タウン
帝国海軍と加藤勘十のミッション
「梅月高市日誌」の発見
運動の拠点群・バンクーバー島〔ほか〕

[日販商品データベースより]

日本人労働者のカナダ社会への同化、地位向上に一身を捧げた鈴木悦、彼を支えた作家・田村俊子…。個性あふれる人々が『日刊民衆』というメディアを武器に、強固なネットワークを形成していく過程を描く。