- もうひとつの核なき世界
-
- 価格
- 627円(本体570円+税)
- 発行年月
- 2014年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094060737
[BOOKデータベースより]
“一体あの日私たちが、目にしたものとは何だろう?『もうひとつの核なき世界』を刊行してわずか四か月後の二〇一一年三月一一日。日本では、人類史上最悪の福島第一原発事故が起きた。”(本文より)。オバマ大統領の宣言に端を発したこのルポは、賛美の裏の現実―米国政府による軍事費の拡大、劣化ウランにより被曝した多くのイラク帰還兵たちの存在、世界に反核を訴えながら原発の輸出に力を入れてきた日本の姿―を明らかにした。「核」の定義とは何か。私たちはそこに向き合うべきだと著者は訴える。未曾有の事故を経験した日本人が読むべき、真実のルポ。
第1章 アメリカの被曝者
第2章 戦勝国の歴史教育
第3章 核なき世界VS核ある世界
第4章 日本が起こすチェンジ
原爆、帰還兵、原発。核をめぐる真実のルポ
2011年3月。福島第一原発事故により、それまで原発依存の生活を送ってきた日本人は、改めて生活のあり方を問われるようになった。事故から3年以上経つ現在も、故郷に帰れない人々がたくさんいるという現実。それほど、「放射能汚染」の被害が甚大であることを、私たちは日々実感させられている。
本書は、2009年のオバマ大統領の「核なき世界」という演説に端を発した「核」をめぐるルポルタージュ。この演説後もアメリカ政府が年々核兵器関連予算を拡大していること。劣化ウラン弾による被曝の後遺症に悩まされながらも、何の補償も与えられないどころかその声すら無視される帰還兵たちの存在。戦争勃発以降、イラクで増え続けるがん患者や先天性障害児。そして唯一の被爆国として、広島・長崎を中心に反核メッセージを世界に発信し続けながらも、原発輸出に力を入れ続けてきた日本。それらの現実を、著者は丹念に取材しながら、「核」とはいったい何を指すのか、その根本からを考え直すべきだと訴える。
文庫化にあたり、原発事故を経た現在の視点で、著者が新たなメッセージを加筆。いまこそ日本人が読むべき、真実のルポ。
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