- 実伝石田三成
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- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2014年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784044003197
[BOOKデータベースより]
豊臣政権を支える実務家として、その内政・外交・軍事に卓越した能力を発揮した石田三成。「残すは盗なり。つかひ過して借銭するは愚人なり」―現代にも通じる経済感覚や国家観をもちながらも、多くの悪名と誤解に晒され続けてきたのは何故か。近江人気質、太閤検地や朝鮮攻めでの手腕、直江兼続との友情、関ヶ原合戦に賭した忠義ほか、多様な史実やエピソードをオリジナル編集。「悲劇の知将」の新たな魅力を浮かび上がらせる。
特別対談 清冽なる最高のナンバー2
第1部 石田三成の戦いと人物像(悪名を着た近江人―受け継がれた「三方よし」の信条;賎ヶ岳合戦を支えた後方支援―秀吉直伝の奇策;忍城の水攻め―戦下手の烙印とその真相;奉行三成の唐入り―早期講和への確固たる信念;ドキュメント「関ヶ原」)
第2部 石田三成像の諸相(ゆかりの地・北近江を行く―出生の地、佐和山城、そして逃亡の果て;奉行三成の文治政治―秀吉が信頼したエキスパート;側用人としての力―佐竹義宣が三成に見たもの;三成に過ぎたるもの―戦場の鬼・島左近;黒幕・三成の冤罪―利休処断・氏郷毒殺・秀次切腹;三成の「巨いなる企て」―天才シナリオ・ライターの最期)
第3部 石田三成の生涯(戦い続けた忠義の将)
「佞臣」と蔑まれながらも、内政・外交・軍事に卓越した実務手腕を発揮した三成。史実やエピソードをめぐる評論、アナウンサー松平定知との特別対談を文庫オリジナルで編集。知られざる実像を照らし出す決定版!
「和讒者」と蔑まれながらも、その明晰な頭脳をもって豊臣への義を貫いた石田三成。史実やエピソードをめぐる評論、アナウンサー松平定知との特別対談を文庫オリジナルで編集。知られざる実像を照らし出す決定版!