[BOOKデータベースより]
慈愛と破壊、母性と処女性…相反する属性を宿す生き神。少女の姿をした神は、国王をも跪かせる霊力を持つ―。ダライ・ラマのように輪廻転生する、ネパールのクマリ。神となる少女から、観音菩薩、マリアなど女神信仰の系譜を読み解く。長期フィールドワークにもとづく渾身作。
処女神クマリとの出会い
インドラの祭り(インドラジャトラ)
百年の孤独
女神の源流を求めて
仏教とは何か
美人の条件
ロリータ
祭りの全体像
美の化身アプロディテ
ロイヤル・クマリ〔ほか〕
少女がダライ・ラマのように転生するという、ネパールに実在する生き神・クマリ。この処女神を中心に、日本の観音信仰にもつながる女神信仰の謎と系譜を、長年の調査研究に基づいて解き明かす。
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価格:880円(本体800円+税)
【2012年04月発売】
慈愛と破壊、母性と処女性……相反する属性を宿す生き神クマリ。
人々を救い、国王をも跪かせる霊力を持つという処女神の全貌とは?
少女がダライ・ラマのように転生するという、ネパールに実在する生き神・クマリ。今なお人々に崇敬されるこの処女神の実態に迫り、その源流をたどりつつ、日本の観音菩薩にも繋がる大女神信仰の系譜を解き明かす。謎の探究と旅の記憶が交錯する、知的興奮の書。
〈もちろん、「人間が同時に神である」とは不条理な言説である。しかしながら、彼女ら一人ひとりの力によって、いかに多くの人々が救われてきたかをも考慮しなければならないだろう。いまこそ逆に、それを持たないわれわれの社会の不幸についても議論すべき時期なのではなかろうか??〉[本文より]