イスラームの誕生

信仰者からムスリムへ
Ｍｕｈａｍｍａｄ　ａｎｄ　ｔｈｅ　ｂｅｌｉｅｖｅｒｓ．

慶應義塾大学出版会
フレッド・マグロウ・ドナー　後藤明（東洋史）　亀谷学　橋爪烈　松本隆志　横内吾郎　

• 価格: 4,840円（本体4,400円＋税）
• 発行年月: 2014年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784766421460

内容情報

[BOOKデータベースより]

預言者ムハンマドによってはじめられた「信仰者運動」とは何だったのか―。イスラームはいつ、どのような形でキリスト教やユダヤ教とは異なる宗教として成立することになったのか―。初期イスラーム史研究の碩学が、イスラーム誕生のプロセスを、入門者にもわかりやすく、そして鮮やかに描き出す。

第１章　イスラーム前夜の中東（古代末期の中東における帝国；ビザンツ帝国　ほか）
第２章　ムハンマドと信仰者運動（伝承に基づく預言者ムハンマドの伝記；史料の問題　ほか）
第３章　信仰者共同体の拡大（史料；ムハンマド晩年における共同体　ほか）
第４章　共同体の指導者の地位をめぐる争い―三四〜七三／六五五〜六九二年（第一次内乱の背景；第一次内乱の経過（三五〜四〇／六五六〜六六一年）　ほか）
第５章　イスラームの誕生（ウマイヤ朝の再興と帝国としての課題への回帰；主要な用語の再定義　ほか）

[日販商品データベースより]

世界的泰斗が描く、初期イスラーム史。ムスリム史料に偏らず、貨幣・碑文・パピルス文書・非ムスリムの手による文献史料の分析を統合し、預言者ムハンマドの「信仰者運動」の実態に迫る。