- 美徳のよろめき 改版
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- 価格
- 539円(本体490円+税)
- 発行年月
- 2011年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101050096
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文春砲の無かった時代に
「美徳のよろめき」というタイトルは小説家の中の”サービス精神”がウケを狙ったのだろうと思って読み進めていくと、物語の終盤でその答えを見いだしたときに「ああ、そうだったのか」と納得します。女性の”不倫”を描いたこの作品にはしかし、対世間の視点が無く、あくまでも内面の葛藤に終始しています。喧しい今の時代では恐らく書こうと思っても書ききれないことでしょう。こんな時代だからこそ、酒場のマダムの言葉を矢口真理さんとベッキーさんに贈ります。「強くおなりにならなくてはね」
レビュアー:加藤永人 / リブロ / 男性 / 50代
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