- 漢文脈と近代日本
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                                - 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2014年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784044081089
 
[BOOKデータベースより]
政治と学問、隠逸と感傷を軸とする漢文脈は、幕末の志士や、漱石・鴎外をはじめとする明治知識人たちの思考と感情の支えとなった。一方、機能化された訓読体は、文明開化のメディアとなり、新しい「文学」への道を用意する。漢文は言文一致で衰えたのか、いまなお日本文化の底に流れているのか―。大げさで古くさい文体でもなく、現代に活かす古典の知恵だけでもない、「もう一つのことばの世界」として漢文脈を捉え直す。
序章 漢文脈とは何か―文体と思考の二つの極
第1章 漢文の読み書きはなぜ広まったのか―『日本外史』と訓読の声
第2章 国民の文体はいかに成立したのか―文明開化と訓読文
第3章 文学の近代はいつ始まったのか―反政治としての恋愛
第4章 小説家は懐かしき異国で何を見たのか―艶情と革命の地
終章 漢文脈の地平―もう一つの日本語へ
政治と学問、隠逸と感傷を軸とする漢文脈は、幕末の志士や、漱石・鴎外をはじめとする明治知識人たちの思考と感情の支えとなった。一方、機能化された訓読体は、文明開化のメディアとなり、新しい「文学」への道を用意する。漢文は言文一致で衰えたのか、いまなお日本文化の底に流れているのか――。大げさで古くさい文体でもなく、現代に活かす古典の知恵だけでもない、「もう一つのことばの世界」として漢文脈を捉え直す。
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漢文は言文一致以降、衰えたのか、日本文化の基盤として生き続けているのか――。古い文体としてではなく、現代に活かす古典の知恵だけでもない、「もう一つのことばの世界」として漢文脈を捉え直す。