- あつあつを召し上がれ
-
- 価格
- 539円(本体490円+税)
- 発行年月
- 2014年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101383415
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ライオンのおやつ
-
価格:792円(本体720円+税)
【2022年10月発売】
- とわの庭
-
価格:693円(本体630円+税)
【2023年07月発売】
- 小鳥とリムジン
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2024年10月発売】
- さようなら、私 新装版
-
価格:660円(本体600円+税)
【2023年11月発売】
- スメラミシング
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2024年10月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
とどお
-
ふるさとの味
わたしがこの本を買ったお店は成田空港の免税店の本屋さんです。思いがけず海外で働くことになり、そこに出発するため搭乗を待っている時でした。海外で働くのが初めてなら、そもそも海外に出るのも二度目でした。その時の氣持ちを一言で言えば不安いっぱい。
飛行機に乗ってから読み始めたのですが、目次を見て驚きました。この本は短編集です。その中に「季節はずれのきりたんぽ」という物語があります。
秋田生まれの父にとって、きりたんぽは格別のソウルフードだったのだろう。わが家のクリスマスのごちそうは、必ずきりたんぽと決まっていた。そのため母は毎年暮れが近づくと、東北の親戚から秋田の比内地鶏や仙台の芹を取り寄せた。(「季節はずれのきりたんぽ」より)
上記と同じように、秋田生まれのわたしにとってもきりたんぽ鍋は特別な郷土料理です。海外へ向かう飛行機の中でいきなりふるさと秋田に心を引っぱられました。
その年の暮れ、お正月休みで一時帰国帰省したわたしはきりたんぽ鍋を食べました。父母が作ってくれて、家族みんなで食べました。とってもおいしかったです。
そういうわけでこの『あつあつを召し上がれ』はわたしの思い出の一冊です。
[BOOKデータベースより]
この味を忘れることは、決してないだろう―。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷…。ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。
[日販商品データベースより]この味を忘れることは、決してないだろう――。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷……。ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。