- 日本語の考古学
-
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2014年04月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784004314790
[BOOKデータベースより]
『源氏物語』を書いたのは誰と聞かれたら、どう答えればよい?―現代の常識は必ずしも過去にはそのまま当てはまらない。土器のかけらを丁寧に拾い集める考古学者にならって、写本等の文献に残された微かな痕跡をつぶさに観察してみると、そこにはどんな日本語の姿が蘇るだろうか。小さな手がかりから様々に推理する、刺激的な一書。
1 「書かれた日本語」の誕生―最初の『万葉集』を想像する
2 『源氏物語』の「作者」は誰か―古典文学作品の「書き手」とは
3 オタマジャクシに見えた平仮名―藤原定家の『土佐日記』
4 「行」はいつ頃できたのか―写本の「行末」を観察する
5 和歌は何行で書かれたか―「書き方」から考える日本文学と和歌
6 「語り」から「文字」へ―流動体としての『平家物語』
7 「木」に読み解く語構成意識―「ツバキ」と「ヒイラギ」と
8 なぜ「書き間違えた」のか―誤写が伝える過去の息吹
9 「正しい日本語」とは何か―キリシタン版の「正誤表」から
10 テキストの「完成」とは―版本の「書き入れ」
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 日本語の教養100
-
価格:946円(本体860円+税)
【2021年02月発売】
- 日日是日本語
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2019年04月発売】
- うつりゆく日本語をよむ
-
価格:946円(本体860円+税)
【2021年12月発売】
- 日本語ことばあそびの歴史
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2020年11月発売】
- 漢字とカタカナとひらがな
-
価格:924円(本体840円+税)
【2017年10月発売】
『源氏物語』を書いたのは誰と聞かれたら、なんと答えればよい?──現代の我々の常識は、必ずしも過去には当てはまらない。残された写本や文献の微かな痕跡から、かつての日本語の姿をさまざまに推理する、刺激的な一書。