[BOOKデータベースより]
すわっているのはだれかしら?内田麟太郎とnakabanが贈る、抒情あふれる海の世界。
[日販商品データベースより]しろい はまべに いすが ひとつ。
すわっているのは だれかしら?
浜辺にぽつんとある椅子は、ただ静かに海のほうをむいています。
座りたいと思えば、誰だって、いつだって、その椅子は受け入れてくれます。そして、座ったひとは、海のかなたに想いを馳せるのです――。
内田麟太郎さんがつむぐ海の歌、nakabanさんが初の点描で描く、美しく抒情豊かな海の表情は、今まで感じたことのない感動を運んでくれるはずです。
【ここがポイント】
・点描という手法を使った美しい絵
・詩のような印象的な文章
・抒情豊かな作品
【編集者コメント】
この絵本について、内田麟太郎さんと初めて打ち合わせをしたとき。nakabanさんの作品をいくつかお見せしながら、このコンビだからこそできる作品をお願いしたい、とお話させていただきました。
それから約1週間後。波が繰り返し打ち寄せる、静かな海辺が目の前に広がるような素晴らしいテキストが届きました。
nakabanさんも、絶対に気に入ってくれるはず――。
と、そのとき確信したとおり、nakabanさんは、自身初となる点描という手法を使って、ただただ見惚れてしまうような美しく、静かな海の情景を見事に描きあげてくれました。
ぜひ、海辺の椅子に腰かけにいらしてください。
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白い浜辺にぽつんと椅子がひとつ。目の前にあるのは、どこまでも広がっていく静かで大きな海。ここに座ってみたら、何が見えるのだろう。あれ、椅子にだれかの後姿が見えますよ。「すわっているのは だれかしら。」白いネコさんに見えます。その視線の先の海には・・・美味しそうな魚が飛び跳ねていた!今度は大きなクマさんの背中。これまた大きなクジラさんと会話を交わしているのでしょうか。「おおきいねえ。」「クマさんもな。」その椅子には、いつでも、誰でも座ることができるようです。男の子が座れば、その広い海のかなたにおばあちゃんへの想いを馳せ、母と娘はお父さんの乗った見えぬ船に想いをめぐらせます。時には誰も座っていない時もあります。そんな時は、誰にも見られていない海があります。海は時間の流れと共に、その景色や色を変えたり、変わらなかったり。みんなの想いを包み込み、何かを返したり返さなかったり。いつでもそこに佇んでいます。それぞれの海の景色を眺め、自分でも絵本の中の椅子に座って海を眺め。すると、自分の手のひらにチョウチョがとまりにきた!?内田麟太郎さんの言葉とnakabanさんの絵。ふと気がつくと長い時間が過ぎてしまうような、美しく抒情あふれる絵本です。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
静かな海辺の景色が続く絵本ですが、
最初のねこさんと、トビウオが楽しいです。
次のページも、どのページも、個性があって良いですね。
海がスーラの点描画のようで、色彩も、とってもきれいです。
私は 見えない人と蝶のページが一番好きかな。(capellaさん 70代以上・大阪府 )
【情報提供・絵本ナビ】