[BOOKデータベースより]
長い間、「卵子はその人の誕生前から存在し、成長と共に減少・老化が進み、閉経前後に役目を終える」と信じられてきた。つまり、成人が新たに卵子を作り出すこと、または老化した卵子を若返らせることは不可能、という考え方である。その“常識”の中で、不妊治療を続ける女性たちは「卵子老化」という越えられない壁に苦しんできた。そして、いまや卵子の再生・新生も可能な時代になっていることを知る人は少ない。多くの患者のドラマを見てきた産婦人科臨床医がわかりやすく綴る「命をめぐる科学と医学の最前線」。
第1章 「卵子老化」の常識(産みたいのに産めない;卵子の閻魔様)
第2章 時計の針を巻き戻す新時代(卵子の質を決めるミトコンドリア;眠り姫を呼び覚ませ ほか)
第3章 「心と卵子」の不思議(妊娠率を倍増させる“心のケア”;命の記憶 ほか)
第4章 卵子はよみがえる(私が考えていること、そして今日からできること;命の営みの法則)
人は新たな卵子を作り出すことができる!
iPS細胞などが発表され、医学界の常識が次々に塗り替えられていく今、「卵子の老化」による不妊治療の限界に関する常識も覆されようとしている。
卵巣から卵子の幹細胞が発見され、それを目覚めさせる方法も開発され始めている。それは「人が持っている卵子の数はその人物の誕生前にすでに決まっていて、それらの卵子は人の成長と共に老化の一途を辿り、45歳を超えればほとんどその卵子が受精・分割 していく可能性はほとんどない」とされてきた「常識」がもはやまったく見当違いであることを意味する。
なかなかメディアに載ることがない最先端の情報を、これまでにないわかりやすい文章で説明する。
さらに、卵細胞にある遺伝子は愛と感動を伝える役目を持ち、周囲からの愛情と喜びの感情によって大きな影響を受けるという「エピゲノム」の分野まで踏み込んで説明する。
多くの患者のドラマを見てきた臨床医だからこそ綴ることができる、わかりやすい説明で、子どもを持つことをあきらめた人、また、これからの「妊活」「卵活」に不安をいだいている人・・・すべての人の未来を励ますものに。そして人の命をつなぐ遺伝子の不思議がわかる奥深い読み物に。
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