[BOOKデータベースより]
すぐれた文学テクストをめぐって、読み手の側の想像力と、表現それ自体が繰り出す魅惑的な挑発とは、どのように切り結んできたのか。日本語の文学表現が時代を超えて創り上げ、つちかってきた言葉の仕組み「表現機構」。それは、書き手と読み手の双方が、新たな創造性を求めて言葉との格闘を繰り広げる場であり、“言葉”“状況”“人間”の三者が、お互いに作用して拮抗し合うトータルな関係の場でもある。日本語で書かれた文学表現の魅力を解き明かす手掛かりを、具体的な解釈を通してさぐる画期的な入門書。
1 ゆらぎ(多義性;引用;語りの自在性)
2 ふるまい(規範;縁語的思考;因果の転倒)
3 よそおい(人称;共同性;小説家)
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豊富な実例の読解を通して、文学表現に込められた、読み手を作品世界へと誘う表現機構が浮かび上がる。