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[BOOKデータベースより]
閉塞した現在の政治を担う主体を構想できるのか。世界秩序が揺れ動き、従来の国民概念・市民概念が変革を迫られる今、新たな理論的地平を切り開く。
政治主体についての仮説的整理
[日販商品データベースより]第1部 国民を超えて(政治主体としての世界市民―M.ヌスバウムのcompassion論;集合的アイデンティティーに関する一試論―ナショナリズム、愛国心、コスモポリタニズム)
第2部 市民の位相(市民たちの空間―アテナイ・デモクラシーの歴史的・制度的考察;政治主体の形成における「自由」の考察―アリストテレス自由論を手掛かりに;民主的政治主体の形成―久野収と小林トミの思想と行動;マス・ソサエティにおける政治主体の「市民性」;政治主体としての宗教的市民―ハーバーマスのポスト世俗社会論)
第3部の前に 問題の深化のために(政治の「周辺化」や「脱領域化」にどう応えるか)
第3部 新しい主体の可能性に向けて(コミュニタリアニズムとコスモポリタニズムをつなぐ「住民」;環境保護の主体―食料主権を核とする環境的シティズンシップ;グローバル・リスク社会における新たなる政治主体)
閉塞した現在の政治を担う新たな主体は構想できるのか。世界秩序が揺れ動き、従来の国民概念・市民概念が変革を迫られる今、新たな理論的地平を切り開く。「国民を超えて」「市民の位相」など3部で構成。