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- 総合電機産業と持続的円高
-
長期為替策不在による経営と産業の毀損
- 価格
- 3,740円(本体3,400円+税)
- 発行年月
- 2014年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784502084607
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[BOOKデータベースより]
1980年代以降の円高は「天井」なしに持続的に進み、不規則変動は国内立地から合理性を奪った。本書は、円高が総合電機のポートフォリオを劣化させ、産業組織を解体した事実を明らかにし、財務省・日本銀行一体の長期為替安定スキームの必要を世に問う。
第1部 総合電機産業の凋落をめぐる議論(日本の総合電機産業の盛衰;経営学による総合電機衰退論 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 持続的円高と空洞化の基本パターンの成立(1980年代後半「海外生産シフトと企業構造の変質」;国内空洞化が高付加価値品に拡大した1990年代)
第3部 総合電機産業の産業組織解体(親企業と協力企業群の協業関係の解体;国内工場の量産機能喪失と「ものづくり基盤」の変質―セル生産方式と「マザー工場」化)
第4部 2000年代の戦略不奏功と事業基盤再構築の明暗(総合電機産業の「失われた10年」;半導体敗戦に続く液晶敗戦―海外移転できないもの ほか)
エピローグ(総合電機産業から複合電機産業へ―道は幽かに見えるが険しく長い;総合電機産業の凋落と「国内空洞化」―国民の雇用基盤をどこに求めるのか ほか)
1980年代以降の円高が、総合電機各社のポートフォリオを劣化させ、産業組織を解体した事実を明らかにし、財務省・日本銀行一体の長期為替安定スキームの必要性を世に問う。