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[BOOKデータベースより]
かつて「アメリカ研究の余白」ととらえられていたカナダ。しかし、そこには固有の歴史、文化、人々の営みの「物語」が書き込まれている!カナダ、なかでも「北米のフランス文化圏」ケベックの歴史、表象、そしてこれからの研究のあり方といった様々な視点から考察。
第1部 カナダ/ケベック研究事始め―シンポジウム報告より(多文化共生を語る―日本から見たケベック;ケベックにおける“開かれたライシテ”―“ともに生きる術”;カナダ研究の軌跡―ディレンマのなかのカナダ研究)
[日販商品データベースより]第2部 カナダとは?ケベックとは?(ヌーヴェル・フランス史における西部進展―その変遷と葛藤についての一考察;カナダ―神話不在の文学的世界?;ヌーヴェル・フランスとその歴史的遺産―マリー・ド・レンカルナシオンの時代に触れて;オタワ―カナダの首都文化をめぐる想い;アイデンティティの“危機”か新しい“調和”か―ケベックにおける『ブシャール=テイラー委員会報告』の投げかけるもの;ケベックとカナダ―連邦議会の「ネイション」決議をめぐる覚え書き)
第3部 表象から探る(アンリ・ジュリアンの描いたカナダ―ケベック人の「絵画主義」の視点から;歴史像の“発明”―初期カナダのイメージはどう表現されたか;絵画とアイデンティティ―一九世紀ケベックからの問いかけ;美意識におけるケベックと江戸文化―ポーランド・カナダ学会報告からの覚え書き)
第4部 地域研究者の独り言(ケベック研究のおもしろさ―地域研究の視点から;カナダ研究はどこへ行く?―グローバルな視点から;カナダ研究の今昔―若きカナディアニストへ)
「余白」としてのカナダとは?北米のフランス文化圏ケベックとは?その歴史や表象から探る。
長年のケベック研究の成果を集成。