- ケアの倫理
-
ネオリベラリズムへの反論
文庫クセジュ 987
L’e´thique du《care》.- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2014年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784560509876
[BOOKデータベースより]
「ケア」とは、脆弱と依存にある他者に配慮することである。人間は傷つきやすく、ひとりでは生きていくことができないため、人との関係、他人への依存を必要とする。現代の競争社会において、ケアの行動は大切なものであり、その配慮をめぐって社会的な絆の問題を提起する。
第1章 「ケア」の主題/女性たちの声(他者への関心:もう一つの道徳心理学;「ケア」は母性ではない;女性たちの不明確な声 ほか)
第2章 配慮すること/リベラルな個人への対抗(人間は基本的に脆弱である、しかし…;リベラルな人間に対する批判;十八世紀における実践哲学の転換 ほか)
第3章 感受性の民主主義(「配慮する」ことのネオリベラルな用法;「ケア」への家族のアプローチ;配慮の実践 ほか)
人間は依存しあって生きるため、競争社会の中で「ケアの行動」は大切になる。その配慮をめぐって社会的な絆の問題を提起する。アメリカで始まった議論を、フランスの哲学的背景からいっそう深めた解説書。
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「ケア」とは、人の傷付きやすさにかかわることである。競争社会の中での「ケアの行動」、社会的な絆の問題を提起する。