- 日本絵画のあそび
-
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2014年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784004305743
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- すぐわかる絵巻の見かた 改訂版
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2012年06月発売】
[BOOKデータベースより]
日本絵画は洒落た視覚のマジックに満ちている。大小を逆転させ、虚実の境を紛らわせ、極端な対比を強調し、さらには威厳に満ちた図像を戯画に変えてしまう。冴えた技巧に支えられて奔放に展開した日本絵画の面白さを、手練の著者が存分に書き下ろした、もうひとつの日本の美術論。さてさて日本絵画は面白い!収録図版多数。
1 誇張と即興(平安時代の「絵そらごと論」;「をこ絵」をめぐって;葛飾北斎のパフォーマンス ほか)
2 「虚」と「実」のはざま(落語「抜け雀」の物語;名画伝説のパターン;視覚のトリック―「掛物あしらひ花」 ほか)
3 対比の妙(「黒白屏風」をめぐって;「黒牛」と「白像」の趣向;「虎」か?「猫」か? ほか)
4 「右」「左」をめぐって(「左」優位が「右」優位へ;極楽浄土の描き方;時間の表現―「右」から「左」へ ほか)
5 江戸人のユーモア―達麿の図像学(禅の象徴としての達麿図;見返り達麿―即興の戯曲;達麿が遊女に、遊女が達麿に ほか)