キリンの斑論争と寺田寅彦

岩波科学ライブラリー　２２０

岩波書店
松下貢　

• 価格: 1,320円（本体1,200円＋税）
• 発行年月: 2014年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000296205

内容情報

[BOOKデータベースより]

キリンの斑模様は何かの割れ目と考えることができるのではないか。そんな論説を物理学者が雑誌『科学』に寄稿したことに生物学者が危険な発想と反論したことから始まった有名な論争の顛末は？現在の科学から論争の意味と意義を考える。主導的な役割を果たした寺田寅彦の科学者としての視点の斬新さ・先駆性が浮かび上がる。

第１部　発端（キリンの斑模様に就いて；キリンの斑模様に関する平田氏の説に就きて；再びキリンの斑模様に就いて；キリンの斑模様に就いて；生物と割れ目；割れ目と生命）
第２部　現代科学との関わり（キリンの斑論争と非平衡科学；割れ目；風紋と砂丘；キリンの斑論争と現代の分子発生学）

[日販商品データベースより]

キリンの斑模様は何かの割れ目なのではないか。そんな寄稿が、史上有名な大論争に発展。本書では、現在の科学から論争の意味と意義を評価し、主導的な役割を果たした寺田寅彦の科学者としての斬新さ・先駆性に迫る。