- エコノミスト 2014年 1/14号
-
週刊 毎日新聞社
- 価格
- 628円(本体571円+税)
- 発売日
- 2014年01月06日
- 判型
- A4変
- JAN
- 4910200320142
- 雑誌コード
- 20032-01/14
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◇強大な英語圏の経済力 追う中国語、アラビア語
望月麻紀 (編集部)
英語を第一言語として話す人は世界に約3億人強。スペイン語とほぼ同数だが、世界最多の中国語に比べれば4分の1に過ぎない。
しかし、言語が持つ経済力を表す「言語総生産(GLP:Gross Language Product)」をはじいてみると、米国、英国、豪州など英語を第一言語とするエリアで全世界の国内総生産(GDP)の4分の1に当たる21兆ドル(購買力平価ベース、2012年推計値)をたたき出していることが分かる。
GLPは、ある言語が使われている地域のGDPを足し合わせた値だ。今回、龍谷大学の角岡賢一教授の協力を得て、12年のGDPが1000億ドル(購買力平価ベース)以上の世界70カ国・地域のデータを基にGLPを算出した。
◇言語別GDPの変遷
それによると英語圏の12年GLPは、1995年比で倍増した。先進国の低成長などの影響を受けて増加幅は低減傾向だが、国際通貨基金(IMF)のGDP予測値が存在する18年には、12年比3割増の27兆ドルに達する。富を生み続ける英語圏と関係を持ち、その知識や情報に触れることが、富に近づくことになる。世界各国の個人や企業、政府が英語の習得を目指す理由はここにある。
他