[BOOKデータベースより]
戦国武将の多くは、嗜みとして美少年(小姓)を寵愛した。主君と肉体関係を結んだ彼らは、忠義の者として重宝され、城主や家宰に出世し、主君の死に殉ずる者もいた。戦国期の主君と小姓の男色は、そのほとんどが江戸期に成立した二次史料を基にしている。また、男色は単なる同性愛ではなく、公家や寺院社会の影響を受けた年長者による少年児童への性愛だった。俗説にまみれた「武家男色」の実相に迫る初めての書。
プロローグ 戦国時代の武家男色、その俗説と実相
第1部 室町幕府と男色文化(公家・宗教社会の男色―禁断の扉を開いた足利義満;足利将軍と男色―稚児から小姓へ;守護大名と男色―大内義隆・武田信玄)
第2部 戦国武将と男色の実相(東国の戦国武将と男色―武田・北条・長尾・今川・朝倉氏ほか;奥州の戦国武将と男色―大崎・上杉・蘆名・蒲生・伊達氏ほか;西国の戦国武将と男色―大内・黒田・宇喜多・毛利・島津氏ほか ほか)
戦国期の主君と小姓の男色は、そのほとんどが江戸期に成立した二次史料を基にしている。本書では、関連する事例を可能な限り広範囲に拾い集め、個別に検証することで、俗説にまみれた「武家男色」の実相に迫る。
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江戸中期以降にさまざまな階層へも拡がった武家男色の盛衰史を明らかにする。