- ほんとうの構造主義
-
言語・権力・主体
NHKブックス 1210
- 価格
- 1,210円(本体1,100円+税)
- 発行年月
- 2013年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140912102
[BOOKデータベースより]
二十世紀なかば、構造主義は思想界を一変させた。その思考は今なおあらゆる学問分野の底流となっている。構造主義者は、日常生活に潜む権力、他者を排除する仕組み、そして「オリジナル」という観念が幻想であることを暴いてきた。では、現代、構造主義に読み込める最も重要な知見とは何か。それは、他者を巻き込んで成立する自己像を発見したことである。「絆」が称賛される一方で他者への不寛容が強まっている現在、異質な存在を包摂する個人のあり方をこそ学ぶべきなのだ。原典を丁寧に読み解き、来るべき社会の構想に及ぶ“再入門”書。
第1部 主体と作品の解体(作者はなぜ死んでいるのか;言語は何を伝えるか;「構造」とは何か;類似から相似へ;権力はいつ変容したか)
第2部 権力と主体の解剖(代理から代替へ;古代における「主体化」;言語の権力を揺さぶる;悲劇の人格論;「ない」という「ある」こと)
第3部 今こそ読み返す(人を喰う社会と人を吐き出す社会;分人論を先取りし、のりこえる;新世界のレヴィ=ストロース)
20世紀なかば、構造主義は思想界を一変させた。レヴィ=ストロース、バルト、ラカン、フーコー。誤解を一掃し、現代的意義を見出す。現代にこそ見直されるべき原典を読み解く、構造主義「再入門」。
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レヴィ=ストロース、バルト、ラカン、フーコー。誤解を一掃し、現代的意義を見出す――。自己責任、自己啓発、「絆」への賞賛が氾濫する現代にこそ見直されるべき原典を読み解く、構造主義“再入門”。