- 円安幻想
-
ドルにふりまわされないために
PHPビジネス新書 303
- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2013年12月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784569814445
[BOOKデータベースより]
1ドル=50円。それが本来あるべき姿。円の信用力は日本人が思っている以上に絶大なのだから。ところが私たちは、いつの間にか「円高=悪」と洗脳されていないだろうか。自国通貨の価値が下がって喜ぶ不思議な体質。そもそも円安は、日本経済にとってほんとうにプラスなのか?暮らしはラクになるのか?通貨安は世界経済の力学を無視し、日本の競争力を貶める自殺行為―あらためて円の歴史をたどりながら、この「不条理な円安」の行き着く先を占う。
第1章 私たちをふりまわすのはドルじゃない!?(円の価値はYENが決める;円の値段はホントはいくら?)
第2章 「インフレ狂騒曲」はくりかえす(陰陽道と通貨の共通点;通貨が生まれ、インフレも生まれた;「借り物通貨」を選んだ日本人のユニークな実利主義;大江戸「インフレ顛末記」)
第3章 信用できる通貨に向かって(黒船に押しつけられた最大の不平等;紙幣はなぜ信用できるのか;日本銀行の誕生)
第4章 「円高アレルギー」の原点(金本位制終焉物語;ハイパーインフレの末路;ついに来た1ドル=三六〇円時代;日本の「大人になりたくない症候群」;御足の具合はいかがでしょうか?)
終章 通貨は武器ではない―あとがきに代えて
自国通貨の価値が下がって喜ぶ不思議な体質。そもそも円安は、日本経済にとって本当にプラスなのか。暮らしはラクになるのか…。あらためて円の歴史をたどりながら、この「不条理な円安」の行き着く先を占う。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
円安は、そもそも日本にとってプラスなのか。不思議なるわが通貨の歴史をたどり、アベノミクスの罪を断罪。はたして円はどこへ行く。