漢語仏典における偈の研究

法蔵館
齊藤隆信　

• 価格: 16,500円（本体15,000円＋税）
• 発行年月: 2013年11月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784831873996

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１部　総論篇（研究序説；漢語仏典における偈の形態論―中華の韻文との連動；有韻の偈と中国詩）
第２部　各論篇（ｇａｔｈａの訳語とその変遷―絶・縛束・偈・伽陀；漢魏両晋南北朝期の有韻偈頌；支謙の訳経における偈の詩律；支謙の訳偈―五部経典における偈頌の訳者；竺法護訳『龍施菩薩本起経』の有韻偈頌と漢訳者；西晋夫訳『王耶女経』の長行に説かれる韻文と女性徳育；鳩摩羅什の詩と『大智度論』における偈の韻律；白延訳『須頼経』の偈と覓歴の高声梵唄；中国撰述経典における偈とその韻律；敦煌本『七女観経』とその偈；偈の律動によるテキスト校訂の可能性；通押の許容とその要因；本研究の総括・課題と展望）
第３部　資料篇

[日販商品データベースより]

散文（長行）と韻文（偈頌）で構成されている漢語仏典。漢文に訳された経典の偈や、中国撰述経典（偽経）の偈には、中国の詩の絶対条件である押韻を供えているものが存在する。これまで研究されることが少なかった偈に関する初めての総合的な研究書。
●平成２６年度　浄土宗学術賞　受賞