- 変格探偵小説入門
-
奇想の遺産
岩波現代全書 013
- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2013年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000291132
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[BOOKデータベースより]
「謎解き」を主眼とする本格探偵小説に対し、変格探偵小説と呼ばれて来たのは、怪奇、幻想、猟奇、SF、秘境、冒険、シュールレアリスムなどの要素を含んだ、多様な小説群である。江戸川乱歩、横溝正史、小酒井不木、夢野久作、橘外男、渡辺温、久生十蘭、西尾正…。彼らはみな、変格探偵小説の書き手として活躍した。狭義の推理小説の枠を超えた豊饒さで読者を魅了しつつ、今日まで途絶えることなく受け継がれてきた「変格」の精神史を、豊富な資料から論じる。
第1章 「変格探偵小説」とは何か
[日販商品データベースより]第2章 変格探偵作家としての江戸川乱歩
第3章 変格の血脈―横溝正史が受け継いだもの
第4章 医文学者の変格―小酒井不木の「健全」と「不健全」
第5章 変格派の雄・夢野久作―未知の精神領域へ
第6章 変格のリアリズム―「実話」をめぐる試行
第7章 変格のローカリズム―都市、秘境、そして鎌倉
結語にかえて―あらためて、変革とは、探偵小説とは?
江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作…。彼らは「謎解き」を主とした本格探偵小説とは異なる要素を重要視した「変格探偵小説」の書き手である。「本格」の枠を超えた豊饒さで読者を魅了してきた「変格」の精神史を描く。