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- 孤鷹の天 上
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- 価格
- 755円(本体686円+税)
- 発行年月
- 2013年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784198937416
[BOOKデータベースより]
藤原清河の家に仕える高向斐麻呂は、唐に渡ったまま帰国できぬ父を心配する娘・広子のために唐に渡ると決め、大学寮に入学した。儒学の理念に基づき、国の行く末に希望を抱く若者たち。奴隷の赤土に懇願され、秘かに学問を教えながら友情を育む斐麻呂。そんな彼らの純粋な気持ちとは裏腹に、時代は大きく動き始める。デビュー作にして中山義秀文学賞を最年少受賞した傑作、待望の文庫化。
[日販商品データベースより]〈受賞情報〉中山義秀文学賞(第17回)
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本年度新田次郎文学賞を受賞した歴史小説の俊英が、国を憂う奈良時代の若者を描いたデビュー作。第17回中山義秀文学賞受賞作。 時は天平宝宇年間。藤原清河の家に仕える高向斐麻呂は14歳で大学寮に入寮した。ひそかに恋心を抱いていた清河の娘・広子のために、唐に渡った清河を迎えに行きたいという思いからだった。大学寮で学ぶのは儒学の基本理念である五常五倫。若者たちは互いに切磋琢磨しながら、将来は己が国を支えてゆくという希望を胸に抱いていた。だがそんな純粋な気持ちを裏切るかのように、政治の流れはうねりを増してゆく。第17