[BOOKデータベースより]
もともとイスラエルもユダも、古代オリエント世界の辺境に存した弱小国家に過ぎず、権力や覇権とはほとんど縁がなかった。その小さな国家が滅び、新バビロニア帝国の圧倒的な支配のもとで「ヤハウェの民」が最も非力で悲惨な境涯にあった時に、彼らの中から唯一神観が生まれた。それは、弱い者が生き延びるための知恵であった。―古代イスラエルで唯一神が誕生するまでを、壮大な筆致で描く。
第1章 一神教とは何か
第2章 「イスラエル」という民
第3章 ヤハウェという神
第4章 初期イスラエルにおける一神教
第5章 預言者たちと一神教
第6章 申命記と一神教
第7章 王国滅亡、バビロン捕囚と一神教
第8章 「第二イザヤ」と唯一神観の誕生
「ヤハウェこそ神であり、ほかにはいない」…。ヤハウェのみを神とし、他の神を否定する一神教は古代イスラエルで成立した。なぜ、いかにしてこの観念が生じたかを躍動的に描く。
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ヤハウェのみを神とし、他の神を否定する一神教は古代イスラエルで成立した。なぜ、いかにしてこの観念が生じたかを躍動的に描く。