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[BOOKデータベースより]
生物と同様に、社会システムは「同一性」と「変化」に支えられている。だが、この二つの相は本来両立しない。社会心理学はこの矛盾に対し、どのような解決を試みてきたのか。影響理論を中心に進められる考察は、我々の常識を覆し、普遍的価値の不在を明らかにするだろう。本講義は、社会心理学の発想を強靱な論理とともに伝え、「人間とは何か」という問いを読む者に深く刻み込む。
第1部 社会心理学の認識論(科学の考え方;人格論の誤謬;主体再考;心理現象の社会性)
第2部 社会システム維持のパラドクス(心理学のジレンマ;認知不協和理論の人間像;認知不協和理論の射程;自由と支配)
第3部 変化の謎(影響理論の歴史;少数派の力;変化の認識論)
第4部 社会心理学と時間(同一性と変化の矛盾;日本の西洋化;時間と社会)
社会心理学とはどのような学問なのか。本書では、社会を支える「同一性と変化」の原理を軸に、この学の発想と意義を伝える。人間理解への示唆に満ちた渾身の講義。社会心理学の認識論、変化の謎など4部で構成。
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価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2002年10月発売】
社会心理学とはいかなる学問なのか。社会を支える「同一性と変化」の原理を軸にその発想に迫る。人間理解への示唆に富む渾身の講義。 社会心理学とはどのような学問なのか。本書では、社会を支える「同一性と変化」の原理を軸にこの学の発想と意義を伝える。人間理解への示唆に満ちた渾身の講義。