[BOOKデータベースより]
『まくわうりの夏』―学校では立ぱなへいたいになるれんしゅうをして、家では畑仕事のお手つだいです。それでも浩太たちは、遊ぶことをわすれませんでした。ただし、その遊びの中にも、せんそうの色がこくあらわれていました。『クロをつれていかないで』―回らん板を持ったお母さんの手がふるえていました。おなべやおかまはお国にさし出してきました。ぶきにするためです。そしてさらにやえちゃんが拾った子犬のクロまで、けいさつにさし出さなくてはいけなくなったからです。『今もわすれない、空しゅうの夜』―とよじは足ががたがたふるえました。「早くぼう空ごうへ!」みんな急いでお父さんの後につづきました。ばくだんに当たったり、体が弱って病気になったり、せんそうでたくさんのいのちがなくなりました。『おねがいです、水をください』―ピカッ、ドドドドーン。それはいつもの空しゅうとは、あきらかにちがっていました。広島の町は、たてものも人も何もかもが、まっ黒こげになっています。原ばくが落とされた広島は、いったいどうなっていたのでしょう?
まくわうりの夏(ささきあり;夏目尚吾)
クロをつれていかないで(井上こみち;あいのやゆき)
今もわすれない、空しゅうの夜(戸田和代;曽根悦子)
おねがいです、水をください(井上こみち;BOOSUKA)
第2次世界大戦を体験した人へのインタビューをもとにしたノンフィクション絵本。戦時下の学校での生活、愛犬との悲しい別れ、空襲の恐怖、原爆投下後の広島の街の様子など、子どもに伝えたい証言を4話収録。
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第二次世界大戦を体験した方へのインタビューをもとにしたノンフィクション絵本。未来へと伝えたい証言を絵本にした。 第二次世界大戦を体験した方へのインタビューをもとにしたノンフィクション絵本。戦時下の学校での生活、愛犬との悲しい別れ、空襲の恐怖、原爆投下後の広島の街のようすなど、子どもにも知ってもらいたい、伝えたい証言を4話収録している。