[BOOKデータベースより]
中学2年生の砂凪、珠季、蒼太、悠介は、小学校時代は仲良し4人組だった。砂凪の家はお香屋だが、砂凪は香りを“聞く”ことができない。その欠落感を埋めるように、砂凪は出来損ないのランチュウの稚魚をもらい受ける。そんなある日、かつて埋めた4人のタイムカプセルを掘り起こすために“幽霊屋敷”に忍び込んだ砂凪たちは、死神じじぃに見つかってしまう。死神じじぃはタイムカプセルと引き換えに、自分に協力するようにいうが…。
[日販商品データベースより]中学2年生の砂凪(さなぎ)の家は、古い門前町でお香をあつかう「香老舗みつしま堂」を営んでいる。しかし砂凪は、香りをうまく“聞く”ことができない。
2学期のはじめ、砂凪が小学生のときによく遊んでいた同級生の悠介が、突然学校に来なくなってしまった。
一方、同じく遊び友だちだった蒼は、当時“幽霊屋敷”に仲良し4人組で埋めたタイムカプセルを掘り返そうとして、警察沙汰になってしまう。どうしてもタイムカプセルを取り戻したい蒼は、再度、砂凪たちと幽霊屋敷に忍びこむが、今度はそこで暮らす“死神じじぃ”に見つかってしまう。死神じじぃは、タイムカプセルをわたす代わりに、砂凪たちにある取引を持ちかけるが――。
悠久の時間と偶然の産物である香木。遠い昔を今に伝えてくれる化石。気の遠くなるような交配の末にうまれる金魚。それらのモチーフに、それぞれの思いをかかえて今を生きる中学生の4人と、冤罪で人生を傷つけられた老人との出会いが重なり、思いがけないハーモニーを奏でていく。
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香りを“聞く”ことができない砂凪は、自分が暮らす高い山に囲まれた町が、かつて海だったことを知る。意外な事実が砂凪を導く。