[BOOKデータベースより]
ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』は、九世紀のケルト世界に起源をもつ悲恋物語。中世に宮廷詩人たちが広く語り伝えたことから、各地に無数のバリエーションが存在する。現存する断片からトリスタン伝説の全貌を描き出し、ワーグナーによる物語の独創性を探る。登場人物と楽劇の魅力を徹底的に読み解く、ワーグナー・ファン必読の書。
序章 トリスタン伝説とは何か
第1章 フランスの詩人ベルールの物語体系―中世ヨーロッパの系譜1
第2章 フンラスの詩人トマの物語体系―中世ヨーロッパの系譜2
第3章 トリスタン伝説と『アーサー王物語』の結合―中世後期の発展
第4章 ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』―十九世紀における復活
第5章 現代芸術のなかの伝説―二十世紀・二十一世紀への継承
死の毒薬が「愛の媚薬」に変わる時…。9世紀アイルランドのケルト伝説から現代に至る系譜をたどり、悲恋物語「トリスタン伝説」の全貌を探る。ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を楽しむために必読の書。
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