[BOOKデータベースより]
言葉編(伊賀上野から江戸へ(謡曲の文句を入れてしゃれてみる;古典文学を学びつつ句を詠む ほか);『野ざらし紀行』の旅(旅立ちの悲壮感を演出;天命に従って生きようという姿勢 ほか);『おくのほそ道』の旅(旅の随行者が路通から曾良に変わる;厳しく自らを律する生き方に共感 ほか);晩年(出家の身なりで風雅に徹してほしい;執着を捨てようとして捨てきれず ほか))
生涯編
「おくのほそ道」に代表される型どおりの芭蕉像でなく、芭蕉が書き残した言葉から、人情のしがらみを背負いながら、「浮雲無住」の境地に憧れ、漂泊の人生をつらぬいた真の人間像を描く。
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『おくのほそ道』に代表される型どおりの芭蕉像でなく、人情のしがらみを背負いつつも漂泊をつらぬいた、人間・芭蕉を描きだす。 「俳聖」とあがめられている松尾芭蕉が本当はどのような人物だったか不明な点が多いのに、『おくのほそ道』の旅のみが大きく取り上げられることによって、それ以外の人生が顧みられることが少ない。本書は、そのような偏った芭蕉像ではなく、芭蕉が書き残した言葉から、人情のしがらみを背負いながら、「浮雲無住」の境地に憧れ、漂泊の人生をつらぬいた真の人間像を描く。そのことによって、芭蕉の俳諧の解釈が大きく