[BOOKデータベースより]
木挽町といえば歌舞伎座―。京橋区木挽町生まれ。戦災で廃墟と化した歌舞伎座の傍らに育つ。戦後の「日本占領期」に学校教育をうけた一少年の眼に映った律儀で淫靡な街の幻影、人びとの息吹きを細やかに回想する滋味溢れるエッセイ。
知らない祖父
歌舞伎座炎上
莢に包まれる
もんじゃ焼いてる梅雨の路地
紀伊国橋
橋づくし
三十間堀
「私の食物誌」
入梅中
俄闇
職人の技
ひおしがり
腐った卵
女優登場
詐欺師面
オフ・リミット
湯屋のおかみ
萬安楼の闇
日本橋訛り・銀座訛り
木挽町の独参湯
歌舞伎座が町の中心にある、銀座とは違った生活文化を育んだ木挽町生まれの著者が回想する昭和26年頃までの少年期。河出書房新社編集時代の若き回想。下町の粋で淫靡な魅力の数々。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
歌舞伎座が町の中心にある木挽町生まれの著者が回想する少年期。河出書房新社編集時代の若き回想。下町の粋で淫靡な魅力の数々。