- 逆説の日本史 16(江戸名君編)
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- 価格
- 1,045円(本体950円+税)
- 発行年月
- 2013年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094088366
[BOOKデータベースより]
水戸家を「徳川家の安全装置」とするために行なわれた水戸家への「天皇家の血の導入」という夢は、十五代徳川慶喜によって完成する。だが、その慶喜が、幕府最後の将軍になってしまう歴史の皮肉。そして、その幕府を最後まで守ろうとした会津藩松平家。将軍家への絶対的忠誠を唱えた藩祖保科正之による「家訓十五箇条」。幕末動乱の種がなんと二百年前に撤かれていたという。数奇な歴史を解読する壮大なるノンフィクション第十六弾!
第1章 江戸「名君」の虚実1 徳川光圀の生涯編―武士の「忠義」の対象は天皇か将軍か
第2章 江戸「名君」の虚実2 保科正之の生涯編―王政復古と明治維新へと発展した思想のルーツ
第3章 江戸「名君」の虚実3 上杉鷹山の改革編―名門家臣を断罪した「流血」の覚悟
第4章 江戸「名君」の虚実4 池田光政の善政編―「脱・仏教体制」の潮流と『太平記』註釈書
第5章 江戸、町人文化の世界1 江戸文化の「江戸的」展開編―俳諧と歌舞伎と落語のルーツ
第6章 江戸、町人文化の世界2 江戸文化の「江戸的」凝縮編―芸術の「大衆化」を支えてきた源泉
家康の密命と家光の兄弟愛
御三家水戸家に家康が与えた“密命”とは? 徳川家存続のための秘策を思想化した水戸光圀と、その思想が結果的に幕府を崩壊に追いやることになった歴史の皮肉を解き明かす第一章。さらに、将軍の子として生を受けながら他家に養子に出された保科正之と兄家光の“兄弟愛”が幕末会津藩の悲劇の源流にあることに論及した第二章など歴史の深層から著者が掘りだした秘話が満載。リーダー必読の上杉鷹山「伝国の辞」の背景や江戸町人の文化歌舞伎や俳諧のルーツにも迫った歴史ノンフィクション第16弾!
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