- 環境を考えるBOOK 4
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考える×続けるシリーズ
「2011年にあった大きな自然現象」から始まるお話
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2013年04月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784840305044
[BOOKデータベースより]
第1章 四大元素と私たち(四大元素マップ;はじまり;四大元素と人の関わり ほか)
第2章 神話と私たち(神話と自然現象から見る四大元素マップ;神話や伝承;神話と気候 ほか)
第3章 2011年の出来事(2011年の出来事マップ;2011年の出来事「地」―東日本大震災;歴史に見る、日本の大地震 ほか)
私たちを取りまく環境・社会で起きていることがらをテーマとして取り上げ、それに関連する内容を、自分と他者、日本と世界、昔と今といったさまざまな切り口から、ダイナミックな広がりでとらえたシリーズ、それが『環境を考えるBOOK』です。
本書は「環境問題」を論じたり解説したりした本ではありません。環境の変化を「問題」や「害」ととらえているのは人間であり、その変化によって人類が滅びたとしても、地球は存在し続けることでしょう。環境を必要としているのは地球ではなく私たち人間の方です。そのような視点に立って、今起きている現象を手がかりにして考えていきたい。だから『環境を考えるBOOK』なのです。
実はこの本は、日能研を卒業していく子どもたちへのメッセージに端を発しています。本との出あいを通して、子どもたちが自分の中で動いたことを感じ、これからの環境をつくっていくために考え、行動を起こす。そのきっかけになれたら――そんな日能研の思いをのせて2008年からプロジェクトが始まりました。1冊の本が、確かに子どもたちの中に根づき、芽を出し、枝を伸ばしている。そんな実感を持っています。
この出版を機にさらに多くの皆さんに手に取っていただき、たくさんの「始まり」になれたらと心から願っています。
さて、第4巻は「2011年にあった大きな自然現象」。2011年は東本大震災をはじめ日本や世界でさまざまな大きな自然現象が起きた年でした。「災害」としないのは、人間からみれば「災害」でも、地球からみれば、誕生以来ずっとつながって起きている「現象」だととらえたからです。科学と神話を手がかりに、自然現象のつながりを考えます。