[BOOKデータベースより]
日本を代表する美術の浮世絵も、江戸時代には流行に左右される通俗的絵画だった。浮世絵が生み出された背景や、流通の在り方、盛り場や歌舞伎との関連から、大量生産・消費された、商品としての浮世絵の実態を描く。
プロローグ 浮世絵の宿命
1 錦絵の制作と販売
2 名所絵の流通
3 忠臣蔵物の錦絵と泉岳寺
4 幕末の錦絵出版―「これが江戸 錦絵合」から
5 錦絵出版の背景事情―三代豊国晩年の書簡に見る
6 盛り場から生まれる肉筆浮世絵―国立歴史民俗博物館所蔵「浅草風俗図巻」から
日本を代表する美術作品として評価を得ている浮世絵版画。その浮世絵が生み出された背景や、流通のあり方、盛り場や歌舞伎との関連から、大量生産・消費された、商品としての浮世絵の実態を描く。〈受賞情報〉日本出版学会賞(第35回)
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浮世絵が生み出された背景や、流通の在り方、盛り場や歌舞伎との関連から、大量生産・消費された、商品としての浮世絵の実態を描く。