[BOOKデータベースより]
リンのすむ海辺の町に、毎年夏になるとロビーがやってきます。やがておわかれの日がきますが、はなれたくないふたりは、こっそり赤い帆のボート「アイランダー号」にもぐりこみます。いつのまにかねむってしまったふたりを乗せ、ひとりでにうごきだしたアイランダー号。ボートがたどりついた先は?そこで2人がすごした時間は…?ケイト・グリーナウェイ賞候補作品。
[日販商品データベースより]リンのすむ海辺の町に、毎年夏になるとロビーがやってくる。やがてお別れの日がくるが、離れたくないふたりは、こっそり赤い帆のボート「アイランダー号」にもぐりこむ…。イギリスの絵本。
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夏になるとロビーは家族と一緒に機関車に乗って、海辺に住むリンの家にやってきます。一年ぶりの再会におしゃべりに花を咲かせる大人たちをよそに、ロビーとリンは海に向かって走り出します。満ち潮に届かない真っ白い砂の小さな浜の岩のかげに、毎年ふたりで遊んでいるとっておきの場所があるのです。「明日がまちきれない!」秘密の島をつくる計画をたてているのです。次の日からふたりは、リンのおかあさんにランチとおやつを持たせてもらい、着々と計画を進めていきます。旗を立て、小屋をつくり、砂山をコンブでおおったジャングルも出来上がり。そうやって一日、二日と経っていき、立派な秘密の島になってきた頃、とうとう明日は帰らなければならない、という日がやってきて…。「まだここにいたいよ」「ずっとずっと、いられたらいいのにね」諦めきれないふたりは、思い切った計画を実行することにするのですが!?開放的な夏の海で、大好きな子と過ごす幻のような楽しい時間。これが永遠に続けばいいのに…。そんな気持ちは大人になった今でも痛いほど伝わってきます。ロビーとリンはその強い気持ちが大きくて、ふたりだけの特別で秘密の時間を少しだけ作りだしてしまいます。でもそれは、楽しいだけでなくてちょっと怖さも伴う大冒険。こうして子どもたちは夏を終わらせていくごとに、成長していくのかもしれませんね。終始潮の香りが漂ってくるような海辺の町を舞台に、繰り広げられるちょっと不思議な物語。可愛らしいロビーとリンや透明感溢れる海、色とりどりの貝殻や魚たちなど魅力的な絵を眺めながら、皆さんも一緒に心を躍らせ、ひと夏を過ごしてくださいね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
夏らしい、爽やかな表紙の絵に惹かれて、手に取りました。
イギリスのコーンウォール地方の海辺のまちで、夏の1週間を過ごす友達との思い出のお話です。
夜中に港に係留してあるボートに乗り込んだロビーとリン。
寝ている間に、ボートは風を受けて、海へとすべりだします。
穏やかな色合いの海の風景がとても素敵でした。
ボートの横で、イルカたちがジャンプするなんて。
こんな夏休み、憧れます。(クッチーナママさん 40代・東京都 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】