[BOOKデータベースより]
嵐が町をひとのみにしてしまったあとで、少年は、新しい土地へと引っ越した。不安を抱えた少年は、その町で一頭のみすぼらしい馬と出会った。悲劇を生き抜く強さを教えてくれる、少年と馬のハートフルストーリー。―再生と自立の感動物語。
[日販商品データベースより]悲劇を生き抜く強さを描いた感動物語
大洪水がきて、町をひとのみにしまった後で、主人公の少年ジャックは、新しい土地へと引っ越します。新しい町、新しい学校・・・不安を抱えた少年は、ちょっとした友達とのいざこざが原因で、学校も行かなくなってしまいました。そんなとき、処分されることが決まった一頭のみすぼらしい馬と出会います。「何とかしてこの馬を助けたい」。そのためには、馬を訓練しなくてはいけません。隣人のマイケルの力を借りて、少年は、馬を訓練することを勉強します。一方、マイケルは、足をけがして、世間との関係を絶ち孤独に生きていました。少年とかかわることで、マイケルにも変化が起きます。そんな中、再び、少年たちの町を大きな嵐が襲い、人々の関係を大きく変えていきます。
少年の、マイケルの、さらに町の再生と自立を描いた感動物語です。
いつだかわからない近未来を舞台にした本書は、現代に多くのテーマを投げかけています。
衝撃のラストに感動してほしい作品です。
【編集担当からのおすすめ情報】
イギリスの児童文学の作家マシューズは、デビュー作品『フィッシュ』で新人賞を受賞以来、数々の話題作を発表している期待の作家です。
本作品は、いつだかわからない近未来が舞台ですが、最近はやりのディストピアものとは、一味違います。物語は、嵐ですべてを失った少年が、新しい土地で自分の居場所を見つけ成長していきます。自信を失っている子どもの背中をそっと押してくれる――そんなすばらしさをもった作品です。
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価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2014年11月発売】
イギリスで高い評価を受けている児童作家さんの作品です。
日本人の感性とは違う目線で描かれていて、面白かったです。
冒頭には主人公の家族(が住んでいた村)が津波に襲われるシーンがありました。イギリスにも津波って、普通に起きることなんだと、ちょっと驚きました。
場所的な問題もあると思いますが、この津波は物語らしく、大変な状況にはなるものの人命的な被害はなく、主人公のドキドキする活躍が映画みたいでした。
(良くも悪くも、気になるシーンでした)
本筋とはあまり関係なく、津波に被害にあって、引っ越した着た新しい村で、
新しくできた友だち「マイケル」と、マイケルと一緒に世話をすることになった馬「バン」との物語でした。
この作者は最後の最後にビックリするどんでん返しが待っています。
というか、伏線的にはよく読み返すと、「ここか!」とわかる仕掛けをするのが好きな作家らしく、私もやられました。
でも、そのやられた感が楽しいです。
最近の海外の児童書は新しい風が入って、いろいろな作風が見られて面白いです。
動物が好きな人だととっかかりが読みやすいかもしれません。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子19歳、女の子15歳)
【情報提供・絵本ナビ】