大戦間期の宮中と政治家

みすず書房
黒沢文貴　

• 価格: 4,400円（本体4,000円＋税）
• 発行年月: 2013年02月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784622077466

内容情報

[BOOKデータベースより]

第一次世界大戦後の大転換の時代、政治家や官僚、宮中は何を模索していたのか。裕仁親王の結婚をめぐる「宮中某重大事件」はじめ、人物群像から見る時代の真相。

幣原外交の時代―序にかえて
第１部　昭和天皇（皇太子裕仁親王）をめぐる人々（裕仁親王の外遊と結婚；裕仁親王の結婚に躊躇する貞明皇后；昭和天皇の二度にわたる田中首相叱責と鈴木貫太郎―満州某重大事件をめぐって；昭和天皇の浜口首相にたいする好意的思召―宮中減俸問題をめぐって）
第２部　浜口雄幸の虚像と実像（浜口雄幸―その人と生涯；加藤高明、浜口雄幸と土佐；浜口雄幸の「清廉潔白」さ―そのイメージをめぐって）
第３部　大戦間期に躍動した人々（田中義一―陸軍大将から政党総裁へ、「状況創出」のおらが宰相；宇垣一成―総理の座を掴み損ねた「政界の惑星」；幣原喜重郎―国益を踏まえ、理想の灯を掲げた現実主義者；森格―実業界から政界へ、異彩を放つ国家本位の政治家；小磯国昭―国務と統帥の調和を求め、休戦和平を模索した武人宰相；竹下勇―皇太子外遊に供奉した海軍軍人；内田良平―「国士」の憂国）

[日販商品データベースより]

第一次世界大戦後の大転換の時代、政治家や官僚、宮中は何を模索していたのか。裕仁親王の結婚をめぐる「宮中某重大事件」はじめ、人物群像から見る時代の真相。「大戦間期の日本陸軍」を継ぐ、著者の第２作。