[BOOKデータベースより]
迷走する捜査、姿の見えない犯人、錯綜する情報―2点の傑作がテートに帰還するまでの8年半、それは希望と絶望の繰り返しだった。
第1部(ターナー二点、フランクフルトで盗まれる(一九九四年);迷走する捜査、保険会社との折衝(一九九四〜二〇〇〇年);“影と闇”を取り戻す(二〇〇〇〜二〇〇一年);ターナーをテートの壁に(二〇〇二〜二〇〇三年))
第2部(美術館の倫理観;美術品をめぐる価値;動機から見た美術品盗難事件の歴史;小説・映画に描かれる美術品泥棒と探偵たち;美術品盗難をどう防ぐか)
迷走する捜査、錯綜する情報…。とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する1冊。
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危険な裏社会と結びつく美術品盗難。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。