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[BOOKデータベースより]
らいおんがいました。ひょうがいました。2とうがもりでであいます。2とうのこえがきこえます。
[日販商品データベースより]らいおんとひょうが、「ぼくの牙のほうが鋭いよ」「ぼくの筋肉のほうが強いよ」と競い合ううち、空を飛び、水にもぐり、あらしになり、太陽になり…。空想が膨らみ、大胆で元気がでる絵本。
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きくちちきさんの作品を見ていると、「会心の作」っていう言葉がいつも浮かんでしまいます。だって、線も色もどれもみんな本当に気持ちよさそうに描かれているから。この作品もすごい。どのページを見てもダイナミックで生き生きしていて本当にすかっとする。一体何が描かれているのかというと…。森で出会ったらいおんとひょうのお話。「ぼくだよ ぼくだよ」顔をくっつけてお互いを確かめた後、二匹は爪をかけあったり、ぶつかりあったりして自慢し合います。「ぼくのほうが強いよ」「ぼくのたてがみの方がきれいだ」更にじゃれあいながら二匹の自慢は空想世界へと向かっていきます。「ぼくは飛んでいくよ」「そしたらぼくは もぐっちゃうよ」「ぼくは木だからからまっちゃうよ」ワニになってかみついて、嵐になって吹き飛ばして、太陽になって雲になって、なんにもなくなって、やがて二匹は混ざり合い…「ね。」「うん。」とてつもなくきれいで、気持ちよくて、楽しくて。体をぶつけあい、遊び、じゃれあいながら見えてくるもの。それは二匹にしかわからないけど、でも、この感覚ならわかる!何にも言わなくたって通じ合う仲良しの子と、訳もわからず笑って転げまわったことならあるある。具体的には説明できないけど、いいなあ、こんな感覚。小さな子ども同士が、ヒーヒー笑いながら子犬みたいにじゃれあってる姿を見ていても同じだよね。本当に楽しそうなのは伝わってくる。でも一番驚いちゃうのが、それを絵本で表現しちゃってるってこと。読んだあと、なんだか心が開放されるみたいなこの感覚。子どもも大人も関係なく、体感してみてくださいね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
4歳になった子どもが毎日、空想話を沢山話してくれていて、
こんな空想話ばかりでいいのかなと旦那に心配されたりもしていましたが、
この絵本読んだら、子どもは空想の世界にいていいんだと安心してしまいました。
トラとライオンが僕の方が・・・と話し合った後、
雲になったらというところで子どももそれは気持ちいいよねーと空を見上げていました。
この絵本を読むと、子どもがほんと生き生きした顔をしています。
迫力のある絵がより子どもの空想力を広げるようで、
とても夢中に絵を見ています。
子どもの空想を大切にしたいなと感じます。(ccさん 30代・東京都 男の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】