[BOOKデータベースより]
第1編 細胞のバイオメカニクス(細胞による外力感知・適応のメカニズム;アクチン細胞骨格のバイオメカニクス)
第2編 生体系と人工系のバイオメカニクス(人工系による生体機能代替;生体関節と人工関節のバイオメカニクス;生体関節と人工関節のバイオトライボロジー)
めざましい進歩により,その進展がますます加速している機械工学の最先端の内容を,手頃な分量で,専門的なレベルで紹介するシリーズ。その7巻目となる本書では,生体の細胞,組織,器官などの構造や機能を力学的側面から研究する学問であり,器官の発生・発達や疾患の発生機序の解明や治療方法と密接に関連することから,その重要性がますます高まってきている,バイオメカニクスに関する最先端の内容を,現在も一線で活躍する執筆者が解説する。
第1編では「細胞のバイオメカニクス」として,細胞が力に応答したり力を生みだすメカニズム,およびその細胞の構成成分の働きに関する,基礎から最先端の内容を紹介する。第2編では,「生体系と人工系のバイオメカニクス」として,生体関節と人工関節について,バイオメカニクスおよびバイオトライボロジーの最新の研究を,バイオメカニクスの重要性やモデル化・適用法などを明確化するために,生体系と人工系における相違・比較という視点から紹介する。大学理工系の学生や企業の技術者,医学系の学生や研究者のいずれの立場の方々にも興味と関心を持って頂けるであろう。
好評シリーズの最新刊。「細胞のバイオメカニクス」、「生体系と人工系のバイオメカニクス」の2編を解説。