- 在庫状況:品切れのためご注文いただけません
- 幕末妖人伝
-
- 価格
- 785円(本体714円+税)
- 発行年月
- 2013年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094087987
[BOOKデータベースより]
幕末から明治を舞台にした山田風太郎の名短篇を集成する作品集。無念流の免許皆伝の腕を持ち、佐久間象山の下では勝麟太郎と並ぶ俊才と目されていた立花久米蔵。蘭方の医師でもあり、妻はオランダ人と遊女との間に生まれた絶世の美女だった。そんな彼が、黒船渡来で攘夷を唱える声に異論を述べたことから悲劇が始まり「ヤマトフの逃亡」。牢屋敷から、火事のため囚人切り放しで自由の身となった、高野長英の最期までを描く「伝馬町から今晩は」。ほかに、芹沢鴨、河上彦斎、鳥居燿蔵など、主人公たちの切々たる心情が胸を打つ全七篇。
[日販商品データベースより]時代を超えた衝撃の名作短編を収録。
幕末から明治を舞台に描いた山田風太郎の名短編を、文芸評論家・日下三蔵氏の編により収録した短編集。大きく変わっていく激動期に、あるものは自らの意志を貫き、あるものは時代に翻弄される人生を送った。
無念流の免許皆伝の腕をもち、佐久間象山の下では、勝麟太郎とならぶ俊才と目されていた、立花久米蔵。蘭方の医者でもあり、妻は外国人の血を受け継いでいた。そんな彼が、黒船渡来で攘夷を唱える声に、異論を述べたことから悲劇が始まる、「ヤマトフの逃亡」。
火事のため、伝馬町の牢屋敷から囚人の切り放しがあり逃げてきた、高野長英の最後までを描く、「伝馬町から今晩は」。
ほか全七編。
【編集担当からのおすすめ情報】
二月から、三ヶ月連続で刊行する山田風太郎「時代短編選集」の一冊目です。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 山田風太郎時代小説コレクション 天の巻
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2022年10月発売】
ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
- HonyaClub.comアンケート
-
「近現代史<明治・大正>」レビューコメント
幕末から明治を舞台にした山田風太郎の短編作品集(全三冊)の第一冊。代表作七編を収録。他の二冊:斬奸状は馬車に乗って(七編収録)、明治かげろう俥(六編収録)。人間の保有する底知れぬ不気味さ、数奇な運命、を巧みに探求すると共に、明治前後の有為転変の実態を端的に叙述している好短編集。(あかんのー/男性/60代以上)