路上の義経

幻戯書房
篠田正浩　

• 価格: 3,190円（本体2,900円＋税）
• 発行年月: 2013年02月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784864880138

内容情報

[BOOKデータベースより]

被差別芸能者の禁足地（アジール）に重なる流離の足跡を追って、日本演劇史の劇的な光景、鎌倉・南北朝・室町という激動の時代を生きた民衆の共同幻想、そして、死後に誕生したとも言える「実像」を浮き彫りにする。図版３１点書き下ろし。

和泉式部、熊野に現る
牛若誕生
『義経記』の作者は誰か
武蔵坊弁慶
戦場の義経
壇ノ浦
『義経千本桜』
『安宅』そして『勧進帳』
近松門左衛門と『平家女護嶋』
竹本座と「判官びいき」
義経最期
『曾我物語』
『助六由縁江戸桜』
幽霊にんった義経

[日販商品データベースより]

古典芸能として演じ続けられてきた判官九郎義経から読み解く、日本芸能の本質。なぜ、この国の隅々にまで「判官びいき」という鳴動が伝播したのか。『河原者ノススメ』に続く、書き下ろし日本芸能史第２弾。