- 世界史の中のパレスチナ問題
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2013年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062881890
[BOOKデータベースより]
パレスチナ「国家」へ。中東危機の真相がよくわかる名講義。なぜ解決できないのか?難問の構造を歴史から読み解く。
第1部 パレスチナという場所(パレスチナという地域とその宗教と言語;ユダヤ教から見たキリスト教と反ユダヤ主義の起源;イスラームから見たユダヤ教とキリスト教;ヨーロッパ対イスラーム―「一四九二年」という転換点;オスマン帝国と東方問題)
第2部 列強の対立に翻弄されるユダヤ人とアラブ人(帝国主義時代の宗教、民族、人種;第一次世界大戦とパレスチナ委任統治;第二次世界大戦と国連パレスチナ分割決議案;イスラエル国家建設とナクバ;アラブ・イスラエル紛争の展開)
第3部 「アメリカの平和」の終わりの始まり(第三次中東戦争以降のパレスチナ問題とイスラエル;冷戦終焉後の中東和平の挫折;九・一一事件後のパレスチナ/イスラエル紛争;アラブ革命とパレスチナ問題の現状;パレスチナ問題と日本)
なぜ解決できないのか?難問の構造を歴史から読み解く15講。この一冊で中東問題のすべてがわかる!第1部パレスチナという場所、第2部列強の対立に翻弄されるユダヤ人とパレスチナ人、第3部「アメリカの平和」の終わりと始まり、という3部構成。パレスチナが2012年11月に国連総会で「国家」として承認されたが、イスラエルとアメリカという紛争当事国と関係国が認めていない以上、これ以上の進展は見込めないのが現状。
世界史ブームの中、現在最も深刻な様相を呈しているのはパレスチナという土地をめぐる政治的紛争です。イスラエル人とパレスチナ人の求める平和が、それほどかけ離れているとは言えません。アメリカ合衆国をはじめ大国が問題解決のために調停をしていますが、和平交渉に進展の兆しはみられません。
本書では、問題をどのように解決するかという視点からではなく、なぜこれまで解決できなかったのかという視点から根本的に考え直すことの必要性を説いてみます。そのための素材提供というささやかながら意欲的な試みを展開します。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 中東和平への道
-
価格:802円(本体729円+税)
【1999年12月発売】
- イスラエル
-
価格:1,056円(本体960円+税)
【2009年04月発売】
- 騙されないための中東入門
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2023年02月発売】
一国単位の枠を超えて地球を一体として捉える「グローバル・ヒストリー」に熱い注目が集まっています。中でも深刻な中東問題を考察。