- ケインズかハイエクか
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資本主義を動かした世紀の対決
Keynes Hayek.- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2012年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784105063412
[BOOKデータベースより]
こんにち、自由市場の価値と政府の介入についての対立的な主張をめぐる論争は、一九三〇年代と同様に熾烈をきわめている。では、ケインズとハイエクのどちらが正しいのだろうか。八十年にわたって経済学者や政治家を分断してきたこの疑問に答え、この二人の傑出した人物の明白な違いが、現在まで続くリベラル派と保守派の大きな思想の違いに結びついていることを明らかにする。
魅力的なヒーロー―ケインズかハイエクの崇拝対象になるまで一九一九〜二七年
帝国の終焉―ハイエクがハイパーインフレを直接経験する一九一九〜二四年
戦線の形成―ケインズが「自然な」経済秩序を否定する一九二三〜二九年
スタンリーとリヴィングストン―ケインズとハイエクが初めて出会う一九二八〜三〇年
リバティ・バランスを射った男―ハイエクがウィーンから到着する一九三一年
暁の決闘―ハイエクがケインズの『貨幣論』を辛辣に批評する一九三一年
応戦―ケインズとハイエクが衝突する一九三一年
イタリア人の仕事―ケインズがピエロ・スラッファに論争の継続を依頼する一九三二年
『一般理論』への道―コストゼロの失業対策一九三二〜三三年
ハイエクの驚愕―『一般理論』が反響を求める一九三二〜三六年〔ほか〕
不況からの回復策をめぐり、両雄はなぜ真っ向から衝突したのか。ふたりの知的交流を掘り起こし、今なお経済学を二分する激しい思想対立の真相に迫る。経済思想界の両雄の考え方の違いがよくわかる1冊。
不況からの回復策をめぐり、両雄はなぜ真っ向から衝突したのか。二人の知的交流を掘り起こし、経済学を二分する大論争の真相に迫る。