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- 宗教と権力の政治
-
「哲学と政治」講義2
講談社学術文庫 2139
- 価格
- 1,012円(本体920円+税)
- 発行年月
- 2012年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062921398
[BOOKデータベースより]
それぞれに忠誠心を要求し、人間の行動を左右し、激しく衝突してきた「聖」と「俗」との長い抗争は、政治に何をもたらしたのか。「政治とは何か」を考えるシリーズ二冊目の本書は、教皇至上権とトマス・アクィナスの政治論、ルターの宗教改革、マキアヴェッリの権力論、さらに宗教戦争を経て、「政治の解体」が訪れ、中世が終幕をむかえるまでを論じる。
第1章 教皇至上権―信仰共同体の上に築かれた権力(「神の国」から地上の統治へ;教皇至上権への道;異端の登場と修道院の役割)
第2章 トマス・アクィナスと政治論―信仰共同体の分節化(理性は信仰により完成される;徳の序列と法の体系;世俗の秩序の安定をめざして)
第3章 教会論の再構築と宗教改革―さまざまな宗教改革(世俗権力の逆襲;教皇絶対主義の崩壊と改革運動;宗教改革)
第4章 マキアヴェッリと権力の問題―政治における強制(混乱の時代の外交官として;統治の核としての強制力;教会と共和政について;道徳と政治の分断)
第5章 宗教戦争と政治の解体―主権論と中世の終幕(宗派中心主義と「政治の解体」;無秩序の絶望から生まれた主権論;絶対主義の自己矛盾;政治と宗教の分離と共存)
それぞれに忠誠心を要求し、人間の行動を左右し、激しく衝突してきた「聖」と「俗」との長い抗争は、政治に何をもたらしたのか。「政治とは何か」を考えるシリーズ二冊目の本書は、教皇至上権とトマス・アクィナスの政治論、ルターの宗教改革、マキアヴェッリの権力論、さらに宗教戦争を経て、「政治の解体」が訪れ、中世が終幕をむかえるまでを論じる。(講談社学術文庫)
2003年、講談社刊の同名書籍の学術文庫化。
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「政治」と「宗教」の交錯と激突のドラマ。トマス・アクィナス、マキアヴェッリ、宗教改革。「政治の解体」と中世の終幕までを論じる